詳細な内容
2011 CH. GLORIA / SANIT-JULIEN錚々たる格付けシャトーの畑から生み出される贅沢なワイン。
ときに格付けシャトーも上回る出来と大絶賛の名品。
シャトー・グロリアは特級シャトー並みの実力と人気を誇る実力派です。
実はこのシャトー・グロリアは、サン・ジュリアン村の村長を長年務めた、
今日のメドックにおける「伝説の男」と称される故アンリ・マタン氏が、
サン・ジュリアンで数々の特級シャトーから土地を集め 作り上げたシャトーです。
その特級シャトーというのが、豪華。
レオヴィル・ラス・カーズ、レオヴィル・ポワフェレ、レオヴィル・バルトン、
デュクリュ・ボーカイユ、ラグランジュ、グリュオ・ラローズと、
格付2級を中心としたサン・ジュリアンの人気シャトーばかりです。
そのため、1855年に制定されたメドック格付けにこそ入っていませんが、
安定したハイクオリティなワインを造り続け、
現在まで常に特級シャトー並みの高い評価を得ています。
(特級シャトーの次にランク付けされる、クリュ・ブルジョワ級にもシャトー・グロリアの名はありません。
2003年、ソシアンド・マレと同じく格付けを辞退したため、認定されていません。)
その実力は折り紙つきで、ロバート・パーカー氏も次のように述べています。
「グロリアのワインは、果実味が主導権を握っており、しなやかで、
常に健全につくられ、いつも信頼がおける。
格付けシャトーではないため価格は依然としてリーズナブルだが
(設立は1940年代で、格付けの行われた1855年と1932年の後だったのだ)、
ヴィンテージによっては四級や五級に匹敵する品質のものとなる。
ほとんどのサン・ジュリアンよりもはるかに安いため、メドック全体とは言えなくても、
このアペラシオンにおいては最良のお買い得品の1つとなっている。」
グロリア=「栄光」という派手な名前、
そしてサン・ジュリアン賛歌といった趣の華やかなラベル。
アンリ・マルタン氏が造っていたワインらしく、
大衆に訴えられるような、華やかで分かりやすい造りが魅力です。
わずかに甘く、杉のようでスパイシーな、大げさと言ってもよいほどの華やかで明るいアロマと、
丸みとコクを備えたたっぷりの果実味に溢れたスタイル。
2011年は、ここ最近の40年間で最も乾燥した気候となり、
過去2年のグレートヴィンテージと比べれば線の細いスタイルですが、
ブドウはしっかりと熟しました。
力強いタンニンがある為、醸造時にタンニンが出すぎないように抽出することが必要とされ、
新鮮でエレガント、長期熟成能力も備えたワインを生み出すことが出来ました。
カシス、シダー、タバコの葉の豊かな香り、
口の中をいつまでも熟した果実味のコクとうまみが覆います。
優れた熟成のポテンシャルを持つワインが造られ、
パーカー氏が絶賛した2011年のグロリア。
安定感と価格に誰もが納得する秀逸な一本です。
飲み頃:〜2022年
評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて89-91点を獲得
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。